設計製作の流れ

①仕様打ち合わせ・形状の選定

お客様の要望をヒアリングし、金属フィルターの仕様を打ち合わせします。フィルターの用途、組み込み場所、量産化を含めた生産体制などあらゆる条件を検討し、個々のお客様に最もふさわしい材質・形状を選定していきます。当社が持つ金型を流用できる案件もあり、コスト面にも配慮した形状・寸法・メッシュをご提案します。

②設計・製作

決定した仕様に基づき、製品および金型の設計図面をCADで作成し提出。お客様にご承認いただくと同時に、性能試験のための試作品づくりを開始し、詳細を詰めていきます。より高い性能を早期に実現するため、お客様の評価、要求に迅速に対応し、仕様を高いレベルで満たす製品を完成させます。製品のマイナーチェンジ等にもすぐに試作対応いたします。

③量産金型製作・生産工程の設計

金属フィルターの加工には、金型製作の特殊技術が欠かせません。当社の金型は、NC旋盤を用いた切削加工後、熟練の技能工が最終調整。長年の経験で培った豊富なノウハウで金型を加工し、安定品質・量産化を可能にしています。また、汎用機を利用した製造機器の自社製作、高効率の生産工程を設計することにより、コスト削減を実現しています。

④製造

金網の型抜き、絞り、組み立て、固着、成型、寸法出しなど、一台に複数の機能を搭載したプレス機により、精度の高い加工を低コストで行うことができます。月産生産能力は約500万個。米粒大のフィルターから、絹のように滑らかなスクリーンメッシュまで、さまざまな材質、形状に対応します。1個から数十万個単位の大量生産まで、どんな数量も短納期で製造します。

⑤品質検査

ISO9001認証を取得し、品質マネジメントシステムを確立してします。製造前に、品質保証のための注意点を確認する「初期流動管理」を全製品で実施し、不良品を製造しにくい確かな品質をつくり込む生産体制を徹底しています。完成後も検査規格、QC工程図、検査表、検査成績表など品質チェックを重ねて行い、確実な製品のみを出荷・納品します。